特色ある教育活動

特色ある教育活動

脈打つ「自律」の精神

本校初代校長小谷巨三郎先生は、開校から15日目、全校生徒に対し、「今こそ高いものを求め、立派な学校を創り出そう。将来の西高に学ぶ後輩が創立当時の先輩に感謝するよう、決して非難されない輝かしい先輩にならなければならない」と力説された。また、当時の文化部生徒委員長は、「よき伝統よき校風をつくることは西高生の念願であると同時に責任でなければならない。我々はここに創立1周年を迎えて創業の重責を感じるとともに『我等出でずんば西高の創業成るはいつの日ぞ』の意気を持って理念の達成に邁進すべきである」と述べた。実に格調高く、西高の校風は生徒自らの手で、立派なものに創りあげていくのだという気魄がうかがわれる。

このような「新しいものを創り出そう、皆で誇りある西高を築きあげていこう」という気風が一層強くなり、自らを自らの意志で律する「自律」の精神が西高の校風として根付いていった。この建学以来の校風「自律」は、遂に創立30周年に、校訓として制定された。爾来、本校の全ての教育活動はこの「自律」の精神(自らの意志によって行動を律する力)に基づいて行われている。

これからの時代は、潤沢な自然に恵まれて育った人間がリーダーになると言われている。まさしく、この西高生の中から日本をリードする人材が育っていくのだろうと確信している。多くの「眉秀でたる若人」が明るく生き生きとした高校生活を送っている。

1.自律育成を目指して

(1)さまざまな楽しい行事

  • 歓迎遠足(4月)、全校応援(バスケットボール・野球部)、運動会(8月)、西高イルミネーション(12月)、西高祭(3月)

(2) 自律を育成する行事

  • 新入生指導(4月)、夏季特別講座(8月)、進路集会(通年)、オーストラリア研修旅行(8月上旬)、修学旅行(12月上旬)

(3)自律を体現する取り組み

  • 自律清掃、無言集合・整列・解散、爽やかな挨拶、西高生のスマートフォン等の使用マナー4原則

2.理系コースの充実をとおして

進路の意識が明確な生徒の夢を叶えるため、本校では理系コースを設定している。理系コースでは「パイオニア精神を持って科学技術の基礎研究等に貢献できる人材の育成」を目指している。特に、SSH事業における科学研究、科学クラブでの活動、大学公開講座への参加、企業訪問、外部講師による講話、数学オリンピックへの挑戦など、各自のテーマでの課題研究に取り組んでいる。

3.世界平和を祈って

昭和20年8月9日11時2分、長崎に原子爆弾が投下された。本校は爆心地の南西約800mの所にあり、当時、旧制長崎県立瓊浦中学校があり、多くの生徒と教職員が亡くなられた。

世界平和を築く人材を育てることは本校の責務であると考え、平和教育を重視している。毎年この日を忘れないために、市内に点在する被爆遺構や原爆資料館を訪れ、あの日に思いを馳せる。そして感じたものを詩、短歌、俳句、50字メッセージなどに表し、原爆死没者の御霊にささげる。長崎の子は、幼い頃から充実した平和教育を受けているが、思春期に改めて心静かに「あの時、自分がここにいたら」と思いを巡らせることは、とても意義があると考えている。

4.スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業

平成17年度から指定されている本校SSH事業は、今年度は第 5 期の1年目となり、SSHの指定が始まって21年目に突入します。

(1)事業題目

  • 課題研究型理科融合科目「科学探究基礎」の開発と、その普及による科学技術人材育成法の研究

(2)目的

  • 理科4分野の内容を研究フィールドとして示し、課題研究の手順を習得する科目『科学探究基礎』の研究開発を更に進め、理科4分野の基本的な内容を理解した上で、自然の事物・現象についての理解の糸口を示すとともに、生徒自身が設定した研究テーマに関して情報を収集して課題研究と結果発表を実践させることで、思考力、判断力、表現力を習得させ、物事を科学的に探究する力を育成する
  • 全教科職員が連携して指導に当たる体制の確立と、全生徒が独自のテーマで課題研究を進めることで、文理横断的(学際的)創造力を有する科学技術人材を育成する
  • 全教科・科目の現行のカリキュラムにおいて探究型授業を取り入れ、生徒の現代における課題を見極める力・課題を解決する力を養成する
  • 英語で情報を収集・発信・議論する日常を実現する教育環境を構築することで、世界で活躍できるサイエンスリーダーを育成する

※SSH事業の詳細は、長崎西高校SSHホームページをご覧ください。